今後の検討すべき問題点・課題(戦略オプション)を導出しようする際に、「クロスSWOT分析」を使用します。
ここで導出する問題点・課題は、「○○して××する(または、××のために○○する)」という行動系表現を使うことにより、発想しやすくなります。
■問題点・課題(戦略オプション)の導出
「強み×機会」、「強み×脅威」、「弱み×機会」、「弱み×脅威」の4項目について、できるだけ多くの案を出します。
例えば
- 年次計画向けの戦略オプションならば短期的な案(結果が出るのが1年以内)を出す。
- 中期経営計画向けならば中長期的な案(結果が出るのが1年超)を出す。
案を記入する際は、何と何の組み合わせで案が出されたのかわかるように、事前に「機会」「脅威」「強み」「弱み」に記号を付けておきます。
戦略オプションの導出の前提は、クロスSWOTのインプットである「強み」「弱み」「機会」「脅威」が自社の事業領域に照らし合わせて、かつ、競合企業と比較して設定されたものでなければならない。
■問題点・課題(戦略オプション)の分類
導出された案を、経営内部環境を分析する際に使った視点を使って分類します。
- 製品・サービス
- 販売・マーケティング
- 人材・組織
- マネジメント
- 技術・ノウハウ
- 生産
- 設備・資産
- 財務
- 企業文化・風土
- など
上記項目は事業内容によってことなりますので一例です。
さらに、どのように取り組んでいくのかを分類します。
- 新しく始めること
- 強化・拡張すること
- 効率化すること
戦略オプションから戦略課題を策定する方法へ続く